修羅

果実を口にした 水気を感じながら
"この世に生きる意味"
それが何かを理解出来たなら

"いつかは腐りゆく現実"
目を逸らし
一時の夢の中 賽に盃、花に興じてる

目の前を見渡せば悲しみの連鎖広がり
群がるアリは手足千切られて
腐敗した幸福はただのガラクタゴミの山
それでも君は赦すのかい?

俺は目の前のものをナイフで切り裂いてゆく
信じられるものは刃の鋭さ、確かな手応え

力で偽る正義 虚を騙る弱さ
目を背けず生き抜くその為に
夕闇焼け野原
小さな武器を手に俺は吠える
明日へと

俺は目の前のものを残らず破壊してゆく
瞳が求めるものはひとつ輝かしき光
俺はただ修羅の様にこの大地を駆けてゆく
足元に散らばる錆びた鉄の鎖を蹴散らして

幸福なる未来へと
鮮やかな一撃を