Cycle03 All is Real Life - 日常/非日常
忘れた振りをしているだけで、覚えている事はいくつもあるんだ
4.12を忘れない 神と世界、俺が断絶した【あの日】
線路みたいに終着駅があれば まだ進む意味があるけど
君に泣いて欲しい訳ではないけれど、僕は君の未来をぬらす。
だから、君とは「さようなら。」悲しみの未来を僕は渡したくない
救わないもの救えないものならば 無という幸福を選びたい
明日誰かが居なくなる事は寂しいと思う事は出来るのに
所詮、その程度の存在と命だ 明日にはみんな忘れる
どこまでも落ち続ける昏い影 未来は見えない 存在しない
「世界の始まりは無です。無は闇です。光はあとから出来た物。」
疲労のへばりついた朝が訪れる 再生されたのは何だ、と
目を凝らせば見えるだろう、このクラックが 剥き出された非日常
明日生きているかわからないなんて思わない 夕焼け見て思う
「まともには生きられないさ。なら、俺はこの感情と闘い抜く——」
食事を終えたテーブルは幸福の残骸 触れられぬ夢を見る
固く閉ざされた口元に死の瞬間がある その顔を拭う
ありふれた日常というのは無自覚の意識の中だけにある
四十八時間の沈黙のあとの声がどれだけ尊いか
掴める様な気がする幸福が最も残酷で辛い現実
歴史の大河の中の個は一瞬のパルス 微かな小波だ
低音を爆ぜ鳴らせて通過するヘリに二ヶ月を考え直す
ぐだぐだに伸びきった麺に人生を重ねる「救わない」「見つけない」
公会堂 夏の風景が好きだけど、壁が出来て見えなくなる
もうすぐ世界が終わる 好きな歌を口遊みながらキィを叩く
「人間ってさ、生きていくと、死んでゆくよね。当たり前の事だけれど」
四季のうつろいを感じる事 君と過ごす事 人生の正解
例えば、月に一度くらい、楽しく美味しい食事をしたくなる。
季節のうつり変わる時、手紙を書き、贈り物を届けてみたり。
いつでも楽しかったらいいけど、たまにつらかったり、苦しかったりする。
「ツイてないな……」と苦笑いして見上げた景色がとても綺麗だった。
「あっ」って言って、目を丸くする。目の前の景色を君に伝えたくなる。
僕が何をしたいかって、こういう事がしたいって事なんだよ。