それから

時は水の様に流れ
深い傷を幾度も撫で
悲しみを癒す

いつも振り返っては
君の残像を求めている
名を呼んでも
決して
戻ってはこないのに

どうして君がいなくなったのか
今でもわからないまま―

唄をうたう
旋律の中
君が
楽しそうに
微笑うのだ
それが愛しくて
僕はうたう

美しい旋律は
君のもの
桟敷に響く唄は
力強く、やさしい

何度でも唄おう
君のため
僕のため