ツクヨミ

つくよみ
虚の中
夜空見上げ
君を想う

千切れた紐
落ち
別れた時の哀しさ

虚の中
地へ沈み
僕は考える

可能な未来は無かったのか―

眠る
眠れ

閉じて

永遠に明けぬ夜

どうか 君へ、
この影に怯えないで

哀しき唄を
静かに聴くは
つくよみ
ただひとつ