ひまわり

白い部屋で世界を眺めている 君の目 哀しく

もう長くないと知っていながら
光を信じていたね
やせ細った翼広げ
世界へ飛び出そうとしていた

飛び立つ前に力尽きた君に
大好きだった歌を捧げよう

夏の庭で微笑っている君は
絵空事になってしまったけれど

君の思いは空へ舞い上がる
夏の庭と君
けれどそれはもう 幻

あの庭で微笑む君を思い浮かべてみても