投稿

3月, 2010の投稿を表示しています

19th December

冷たい風に吹かれて二人肩寄せ 街に散らばる光を探して歩く 浮び上がった君の顔が心に火を灯す もう二度と戻らないこの時今かみしめ 遠く別離の鐘が鳴り響く この街に 君の口にした言葉は今も覚えているよ もう二度と戻らないこの時今かみしめ 遠く別離の鐘が鳴り響く この街に 君の香り包まれて眠るこのひと時が 永遠に続く事を小さく祈っていた もう二度と戻らない二人の物語は 遠く別離の鐘とともに 幕を下ろした―

 窓は冷たく 死を運ぶ 手を伸ばして触れる 冷たさよ どうか運んでおくれ 同じく凍てた彼のもと 散らばる赤に 彼がいた 涙流し 口にした彼の名 いるね、ここに 窓は冷たく 僕を遮る 散らばった君は 今 どこにいるの