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8月, 2008の投稿を表示しています

クラい部屋

暗い部屋 青白い砂嵐 赤く染まった床 傷だらけの壁 滞積した時間 か細い呼吸 散らばった刃 書きかけの文章 涙

タナトス

カタチの無いそれにそっと触れる 冷えたソレは体から熱を奪う 何度も見たのに 何度も触れたのに それから逃れられない

Pathology of Seventeen

君の鮮やかな赤 ぼくの鈍い心 目の前の原始的なアート 手の中の絵筆がすり落ち 透明な血がこぼれ落ちた もう君を取り戻せない もう僕は元に戻れない ぼくは僕の赤で 完成する事のない絵を縁取った

アカ

切裂いて 切裂いて 切裂いて アカい海の中 アカく染まって

ネクロマンス

僕の自慢の屋根裏へ 君をそっと連れていく 今の君の表情 とっても素敵でたまらない キツく君を抱きしめる 温かな体液が嬉しい おめかしをしてあげる 君のすべてが愛おしい もっと綺麗に飾りたてよう 屋根裏は秘密の場所 これから君は僕のモノ あいしてる

Cube

未来は真っ黒に塗りつぶされて 今だってちゃんと見えやしない 明日がある、なんて言葉 この闇を見たら言えるだろうか この部屋の片隅で 生か死かのサイコロを振って